Screen Note

映画とかドラマとか好き勝手に感想レビュー

「もののけ姫」尽きることのない視点を持つモンスター映画。あの有名なセリフについて考えてみました。

遅ればせながら金曜ロードショーで放送されていた宮崎駿映画の金字塔「もののけ姫」です!

見る度、見た時の年齢によっても毎回新しい発見、考えさせられることがある稀有な存在。

 

もののけ姫 [DVD]

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小学生の時に放映されてから、何度見たことでしょうかね。

ストーリーはもちろん、絵の美しさ、音楽、キャラと声優さんのマッチ具合、何度見ても見入ってしまいます。

 

毎回、違う面を考えさせられるのですが、今回はあまりにも有名なアシタカのこのセリフ

「生きろ…そなたは美しい」

の真意が気になってしまいました。

 

初めてセリフを聞いた時から、サンの容姿をそのまま言ってる訳ではないとは思ったけど、よくよく考えるとアシタカが何を言いたいのか理解しないまま流していました。

というか、考え出すとかなり深くなりそうで怖くてあえて考えないようにしてたのが正しいかも。

 

今回見たとき、何か直感的に単純にサンに好意を抱いてのセリフじゃないか?って思ってしまい、アシタカはそんな軽い男じゃない!という願望から真剣に考察してみました(笑)

 

色々調べての結論としては、自分のことを山犬にも人間にもなりきれない、醜い存在と思っているサン。

そんな自分の命など、どうなってもいいと思っているサン。それが分かっているアシタカは、その考えを否定させるため

「生きろ…そなたは美しい」というセリフを発したのだという所で納得がいきました。

 

うーん、奥が深い。

呪いを解かない限り死を待つばかりのアシタカだからこそ殺されそうな場面でも伝えたかったメッセージだったのかも。

 

なんか今回はアシタカがサンのことをどう思ってるのかって所が妙に気になったなー。

話が壮大すぎてフォーカスしてなかったけど、その部分に着目して見てたら、けっこうサンちゃんにアシタカはぞっこんじゃないかと思う。

 

玉の小刀をサンに渡したり(あれはアシタカの郷では想いびとに贈るもののようだから、それが正しければ意味が分かった上でやっていてもおかしくないと思う)、スキンシップも激しいし、あの乙事主からサンを救おうとする時の必死さは相当な感じ。

 

最後、サンが「アシタカは好きだ、でも人間を許すことはできない」のセリフは、宮崎駿のメモではアシタカからのプロポーズの返事ということになっているらしい。

よく見ると、サンが話す前の遠巻きのシーンでアシタカが何か話してるように見えなくもない。

 

アシタカ、けっこう積極的だな…

サンちゃんは自分を見失わない態度に強さを感じます。

 

なんだか思わぬ方に見方が変わったのは意外だけど、やっぱりもののけ姫は何度見ても面白いです。